セックスレス危険度診断を受ける
共稼ぎ夫婦の夫婦生活白書から見えるもの
さて、今回も前回に引き続き、共稼ぎ夫婦の夜の営みに迫っていきたいと思います。
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前回は、頻度やセックスレスの捉え方を中心にお伝えしましたが、今回は、結婚後の営みの変化についてクローズアップしたいと思います。
子どもができると営みが減る現実
子持ちの共稼ぎ夫婦の9割が夜の夫婦生活が激減
Q:子供が生まれてから、夫婦の営みの頻度は変わりましたか?
増えた:1.2%
減った:87.8%
変化なし:10.2%
無回答:0.9%
やはり、子供が生まれると、夫婦間の夜の営みの頻度は落ちてしまうんですね。まあ、生まれた直後は、妻の育児負担が大きく、それどころじゃないことも想像に難くありません。また、子供が横に寝ていて落ち着いてできないなど、物理的な問題も、夜の営みが減少する要因になっていると思われます。
フリーコメント欄に書かれていた代表的なものを抜粋すると
女性の回答
子どもが生まれてから
自分が妊娠してから
男性の回答
子どもが生まれてから
妻が妊娠してから
妻が職場復帰してから
妻が忙しくなってから
女性の場合、頻度が減ったきっかけは、ほぼ同一の回答でしたが、男性の場合は、捉え方が人それぞれ異なるようで、回答が分散する傾向にあります。ただ、一つ言えることは、子供が生まれた後は、間違いなく、夫婦の夜の営みが減るということです。
もう少し詳しくみると、女性は出産を機に、体の変化やライフスタイルの変化が、夜の営みが減少するきっかけになっています。一方、男性側は、女性側の時間的、精神的余裕のなさに影響を受け、減少するきっかけになっています。
ここで、営みが減った人の本音に迫っていきます。
営みが減った人の本音
妻側の回答
- お互いに仕事と育児の両立に疲労し、また子どもと寝室が同じなのでやりづらく、したくなくなった。
- 産後、夫の子育てに対する非協力的なところ(「手伝う」という感覚では協力してくれた)が見えたこと。夫が、母乳の出る胸に嫌悪感を示し(牛乳や豆乳など白濁色の液体がダメ)、全く接触してこなくなった。
- 結婚前から元々頻度はかなり低く、あまり私とするのは好きではなかったのだと思う。二人目が生まれて、もう子作りは必要ないという辺りに夫が風俗に行っていたことを知り、嫌気がさしてその辺りから全くしなくなってしまった。
男性側の回答
- 妻が妊娠してからなんとなしにセックスレスに。こちらから誘ってもそんな気になれないと断られる。最近二人目を作ろうと頑張って再開してくれたが、本当に子作りのためだけって感じ。めでたく妊娠し早4カ月目に入るが、今から産後レスが待っているかと思うと憂鬱。
- こちらも、だんだん歳をとってきた。(
- 体が疲れていてそれどころではない。
やはり、男女間では本音にズレがありますね。このギャップを放置し続けると、セックスレスにつながって行く訳です。夫婦互いにお互いの性としての特性をしっかりと理解をしておくこと。男と女は違う!ということを理解することが、セックスレス予防の第一歩なのかもしれませんね。
夫婦の夜の営みの目的は?
夜の夫婦生活の目的は、約7割が夫婦のコミュニケーションとしている。
Q:あなたはなぜ、夫婦の営みを行っていますか?(男女別)
子どもを作るため
⇒男:31% 女:40%
夫婦のコミュニケーション
⇒男:73% 女:70%
純粋に欲求がある
⇒男:65% 女:37%
夫婦の義務として
⇒男:6% 女:17%
ストレス発散として
⇒男:5% 女:2%
スポーツ感覚で
⇒男:0% 女:1%
その他
⇒男2% 女:1%
※複数回答可
男女差が一番ないのが、夫婦間のコミュニケーションを目的としているてんです。この結果を見ていくと、最も男女間の回答で差があるのが、「純粋に欲求がある」になっています。このことから。夫婦であっても、お互いに求め合って夜の営みをする夫婦と、相手に求められ止む無くしている夫婦がいるということが、はっきりとしました。
この点が、妻に拒否された!という、セックスレスの原因につながっていると思われます。
女性はしたくない、男性はしたい の現実
さらに突っ込んで、夜の営みに対する本音を聴いてみると、やはり、男女差が回答に現れています。
Q:あなたは積極的に夫婦の営みをしたいと思いますか?(男女別)
積極的にしたい
⇒男:48% 女:20%
どちらかというとしたい
⇒男:33% 女:35%
どちらかというとしたくない
⇒男:7% 女:25%
したくない
⇒男:7% 女:13%
分からない
⇒男:4% 女:8%
※複数回答可
男性はやはり本能的に、夫婦の営みを求める傾向が強く、女性はそれほど強くないことが読み取れます。また、夫婦の営みの満足度は、男女合わせて56.3点、男女別でみると、男性が55.3点、女性が56.5点と、ほぼ半数程度しか満足していない現状があります。
やはり、男女間の夫婦の営みについての認識のズレや、双方が求め合って、夜の営みを行っている夫婦と、片方が求めて行っている夫婦の割合が、ほぼ拮抗している状況です。ただ、今後、社会がますます複雑かつ多様化していくと、この比率も大きく変化していくと思われます。
次回は、夫婦の営みに関して、夫婦間で考え方が違うと感じている人が多いようですので、その点にフォーカスを当ててお伝えしてまいります。
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